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やつづかえり

やつづかえり

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フリーライター(テーマ:働き方、経営、企業のIT活用など)

報告

解説2022年の総務省の調査によると、介護をしている629万人のうち介護・看護のために過去1年間に離職をした人は10万6000人、その78.3%が調査時点でも仕事をしていませんでした。 最近の介護離職者は、正規雇用者の割合が非正規雇用者を上回っています。かつて家族の介護を引き受けるのは無職またはパートタイムで働く主婦層が主だったのに対し、最近は共働きや単身世帯が増え、男性も含むフルタイム勤務の人たちが介護をするようになったためと考えられます。 介護はいつ終わるともしれず、負担は増大していく傾向があります。離職してしまうと経済的に苦しくなるほか、大変な介護にのみ向き合う状態になって精神的なダメージを負う可能性もあります。働き盛りの人を失う企業の損失も大きいため、政府は3月に「仕事と介護の両立支援に関する経営者向けガイドライン」を公表するなど、介護離職を防ぐことに力を入れています。

コメンテータープロフィール

やつづかえり

フリーライター(テーマ:働き方、経営、企業のIT活用など)

コクヨ、ベネッセコーポレーションで11年間勤務後、独立(屋号:みらいfactory)。2013年より、組織人の新しい働き方、暮らし方を紹介するウェブマガジン『My Desk and Team』を運営。女性の働き方提案メディア『くらしと仕事』(http://kurashigoto.me/ )初代編集長(〜2018年3月)。『平成27年版情報通信白書』や各種Webメディアにて「これからの働き方」、組織、経営などをテーマとした記事を執筆中。著書『本気で社員を幸せにする会社 「あたらしい働き方」12のお手本』(日本実業出版社)

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