大谷翔平の特大HRが少年の頭部直撃で波紋 米メディアはド軍に“見舞い”を訴え「オオタニがちょっとでも挨拶に来れば」
大谷翔平(ドジャース)が「良いバッティングだったと思う」と振り返った会心の一発は物議を醸した。その理由は、打球が少年の頭部を直撃したからだった。 【動画】打った瞬間!大谷翔平の27号逆転2ランが少年に直撃したシーン まさに打った瞬間の本塁打だった。 現地時間7月2日に本拠地で行なわれたダイヤモンドバックス戦で、大谷はチームが1点差を追っていた7回の第4打席に勝ち越しとなるリーグ独走の27号2ランをマーク。112マイル(約180・2キロ)の大飛球の行方を本人も手応え十分の表情で見届け、ゆっくりとダイヤモンドを一周した。 ドジャース・ファンを熱狂させた主砲の一打となったわけだが、豪快に打ち上げられた白球の行方が物議を醸した。というのも、ボールは飛距離433フィート(約132メートル)の放物線の先で補球に熱心になっていた大人たちの手をすり抜け、右中間席に座っていた幼い子どもの頭部に直撃。痛みのあまりにうずくまるという事態に発展していた。 もちろん大谷にまったく非はない。ただ、健気な子どもに起きた思わぬハプニングは、海外メディアでも波紋を呼んでいる。英紙『Daily Mail』は「小さな子どもは、群れる観客の真ん中にいた。そして逃げ場もないところで捕球をしようとしていた。ただ、周囲の大人たちがボールを捕り損ねたため、頭に衝撃を受け、すぐに痛みの兆候を見せた」と問題となっている場面を紹介。そのうえで「ドジャース球団に確認を取ったが、少年にオオタニからお詫びの品を届ける意思があるかの返答をなかった」と現況を伝えた。 また、米スポーツメディア『TMZ Sports』は「オオタニの27号は良いニュースと悪いニュースを提供した」と子どもの被害を伝えたうえで、「子どもがいまどうなっているかは不明だ」強調。「被害に遭った少年さえ、探し出せれば、オオタニとドジャースから何らかのプレゼントが差し出される可能性がある。7億ドルの男がちょっとでも会って挨拶に来れば、少年もずっと気分が良くなるだろう」と求めた。 予期せぬ騒動を起こした大谷の一発。今はただただ子ども無事を願うばかりだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
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