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矢内由美子

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サッカーとオリンピックを中心に取材するスポーツライター

報告

見解大橋悠依さんの選手としてのハイライトは東京五輪の個人メドレー2冠であることに疑いない。夏季五輪の日本女子としては史上初の快挙だった。しかし、五輪の金メダルを一度に2つ手にした後にモチベーションを再び高めるのはどれほど大変だったことか。 今年3月のパリ五輪代表選考会では400メートルで出場権を逃して崖っぷちに立たされたが、負けたら引退という覚悟で臨んだ200メートルでパリ五輪切符をつかみ、パリ五輪に出場したことも輝かしい競技歴の一ページだ。 パリでは両親がスタンドで見守る中で泳いだ。無観客の東京五輪で叶わなかったことだった。準決勝で敗退し、「決勝も見てくれる予定だったので、明日(決勝)も泳ぎたかったけど、両親はたぶん、どんなタイムでも喜んでくれる。最後に見せられて良かった」と涙を流す姿は、残念そうな中にも大橋さんらしいさわやかさがあった。

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コメンテータープロフィール

矢内由美子

サッカーとオリンピックを中心に取材するスポーツライター

北海道大学卒業後、スポーツ新聞記者を経て、06年からフリーのスポーツライターとして取材活動を始める。サッカー日本代表、Jリーグのほか、体操、スピードスケートなど五輪種目を取材。AJPS(日本スポーツプレス協会)会員。スポーツグラフィックナンバー「Olympic Road」コラム連載中。

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