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補足問われているのは「一般ユーザーをブロックする行為が総理大臣の資質としてふさわしいのか」であり、誹謗中傷へのブロックの是非でも、私人どうしのブロックの是非でもありません。 河野氏は4月、X上で「誹謗中傷もしていないのにブロックされたという声も時々聞きます。そのような方には申し訳なく思っています。もしそのような方がいれば、フォローしているどなたかを通じてでもお知らせいただければ解除いたします」と投稿し、「過剰ブロック」を事実上認めていました。ところが、今日の会見ではこうした趣旨の発言はなく、ブロック行為の正当化に終始していたようです。 公人による私人に対するブロックは、私人どうしの場合とは大きく異なる影響、意味を持つことに留意することが必要です。 詳しくは拙稿もご参考ください。 (8/26配信)コロナワクチン被害者「河野太郎大臣にブロックされた」SNSで苦境を訴えた直後 法廷で証言

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コメンテータープロフィール

慶應義塾大学卒業後、産経新聞記者を経て、2008年、弁護士登録。2012年より誤報検証サイトGoHoo運営(2019年解散)。2017年からファクトチェック・イニシアティブ(FIJ)発起人、事務局長兼理事を約6年務めた。2018年『ファクトチェックとは何か』出版(共著、尾崎行雄記念財団ブックオブイヤー受賞)。2022年、衆議院憲法審査会に参考人として出席。2023年、Yahoo!ニュース個人10周年オーサースピリット賞受賞。現在、ニュースレター「楊井人文のニュースの読み方」配信中。ベリーベスト法律事務所弁護士、日本公共利益研究所主任研究員。

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