Yahoo!ニュース

山脇由貴子

山脇由貴子

認証済み

元東京都児童相談所児童心理司 家族問題・心理カウンセラー

報告

提言保護者から見て、虐待をするような印象はなかった、というのは当然の事と言えます。保護者が問題意識を抱くような対応を普段からしていれば、園にも区にも何らかの意見が出ていたはずですし、採用の段階で問題視もされていたでしょう。それに、自分の子を虐待する親にも、周りからは、むしろ子どもを可愛がっているように見えた、と言われる親も多いと言えます。外からは見えない家庭の中だからこそ、子どもが何をされているのかは分からない。保護者の目が行き届かない保育園も同様と言えます。「イライラしていた」という容疑者の動機。人間の怒りというのはぶつけたい相手ではなく、ぶつけやすい相手に向くものです。家族の中では一番の弱者に向く。保育園の中でも子どもに向いてしまう。だからこそ、職員採用時に本質を見抜く為の心理テストを私は提案しています。怒りなどの感情の処理の仕方を見るには潜在意識を探る心理テストしかないと思うのです。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった575

コメンテータープロフィール

山脇由貴子

元東京都児童相談所児童心理司 家族問題・心理カウンセラー

都内児童相談所に19年間勤務。現在山脇 由貴子心理オフィス代表

関連リンク(外部サイト)

山脇由貴子の最近のコメント