解説アスリートへの誹謗中傷は世界中で問題になっています。SNSで誰もが自由に発信できるようになったことにより、居酒屋やテレビの前で言っていたような侮辱的な言葉を、選手のアカウントに直接ぶつける人が出るようになりました。誹謗中傷は選手の精神にネガティブな影響を与え、パフォーマンスにも影響するでしょう。 法的手段に訴えている選手も既にいます。そのうえ、こうして選手会が公表したことは、選手にとって大きな支えになるだけでなく、抑止力も期待できます。
コメンテータープロフィール
1986年生まれ。博士(経済学・慶應義塾大学)。専門は計量経済学、ネットメディア論、情報経済論等。NHKや日本経済新聞等のメディアに多数出演・掲載。主な著作に『正義を振りかざす「極端な人」の正体』(光文社)、『なぜ、それは儲かるのか』(草思社)、『炎上とクチコミの経済学』(朝日新聞出版)、『ネット炎上の研究』(勁草書房)等がある。他に、東京大学客員連携研究員、日本リスクコミュニケーション協会理事、シエンプレ株式会社顧問、クリエイターエコノミー協会アドバイザー等を務める。