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山口健太

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ITジャーナリスト

報告

解説これまでデータセンターでは安定した電力を確保しつつ、その電力をいかに効率的に使っているかを示す「PUE」の改善競争が続いてきましたが、生成AIによる消費電力の急増に対応を迫られているのが現状といえます。 しかし生成AIは先行投資が続いており、まだ大きな儲けを生んでいない状況が続く中で、電力のコストが足を引っ張ることが懸念されます。そこでいかに安く大量の電力を確保するかの競争が始まっているようです。 生成AIへの設備投資が大きすぎることに懐疑的な見方はあるものの、現状では「投資しないリスクのほうが大きい」とされていることから、(NVIDIA製の)GPUと同様に、あらゆる手を使って電力を確保する動きが続きそうです。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 岡本孝司

    東京大学教授

    補足原子力発電所は、脱炭素で、かつ、大量の電力を「安定的に」供給できるシステムです。LNGなどの火力は、…続きを読む

  • 江田健二

    RAUL株式会社代表取締役

    補足AI利用時の電力消費量が注目されています。世界のテック企業は、この5年ほど、再生可能エネルギーに投資…続きを読む

コメンテータープロフィール

(やまぐち けんた)1979年生まれ。10年間のプログラマー経験を経て、フリーランスのITジャーナリストとして2012年に独立。主な執筆媒体は日経クロステック(xTECH)、ASCII.jpなど。取材を兼ねて欧州方面によく出かけます。

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