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山田吉彦

山田吉彦

認証済み

海洋問題研究者/東海大学海洋学部海洋理工学科教授

報告

解説断続的に続いたエルニーニョ現象などの影響により、南米ペルー沖のアンチョビといわれる小型イワシの不漁となった。ペルー政府が漁獲規制をおこない、世界的に魚粉、魚脂の価格が高騰している。魚粉の25%、魚脂の50%を輸入に頼る日本への影響は大きい。国産の煮干しも漁業者の減少と加工場の人件費の高騰により高値が続いている。当面、煮干し、魚粉の高値は避けられないだろう。

コメンテータープロフィール

山田吉彦

海洋問題研究者/東海大学海洋学部海洋理工学科教授

東海大学海洋学部教授。1962年千葉県出身。学習院大学経済学部卒後、金融機関を経て日本船舶振興会(現日本財団)に勤務。勤務の傍ら埼玉大学大学院博士課程修了。博士(経済学)。2009年東海大学教授。海難審判庁業務改善委員会委員、国土交通省海洋政策懇談会委員、東京都専門委員などを歴任。八重山自然大使。海洋コメンテータとして各種メディアで海洋問題を解説。著書、日本の国境(新潮新書)ほか多数。

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