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薬師寺泰匡

薬師寺泰匡認証済み

認証済み

救急科専門医/薬師寺慈恵病院 院長

報告

補足アナフィラキシーが疑われる傷病者の対応をする際、本人に処方されたエピペンがあれば、救急救命士は傷病者の代わりにエピペンを打つ事ができます。 傷病者に処方されたエピペンを使うもので、重要なのは、救急車にはエピペンは常備されていないということです。本人用のエピペンがなければ投与は許されていません。 では、なぜ消防署に本物のエピペンがあったのでしょうか。その点が不思議です。消防署員の私物と、練習用のエピペンが混ざっていたのでしょうか? 私物と消防署の物品が混ざるのは好ましい状況ではありません。この点に関して詳細な調査と説明が求められるのではないでしょうか。

コメンテータープロフィール

薬師寺泰匡

救急科専門医/薬師寺慈恵病院 院長

やくしじひろまさ/Yakushiji Hiromasa。救急科専門医。空気と水と米と酒と魚がおいしい富山で医学を学び、岸和田徳洲会病院、福岡徳洲会病院で救急医療に従事。2020年から家業の病院に勤務しつつ、岡山大学病院高度救命救急センターで救急医療にのめり込んでいる。ER診療全般、特に敗血症(感染症)、中毒、血管性浮腫の診療が得意。著書に「やっくん先生の そこが知りたかった中毒診療(金芳堂)」、「@ER×ICU めざせギラギラ救急医(日本医事新報社)」など。※記事は個人としての発信であり、組織の意見を代表するものではありません。

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