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薬師寺泰匡

薬師寺泰匡認証済み

認証済み

救急科専門医/薬師寺慈恵病院 院長

報告

解説非高齢者では特にそうですが、コロナだったとて、重症化を防ぐ強固なエビデンスを持つ薬剤はありません 残念ながら、多くの場合対症療法で休むというのが治療になります コロナかなと思ったら、薬局で解熱鎮痛薬を購入して、休んでおくというのも一つです 薬を飲んだ方が早く治るというものでもないです 病院にきていただいても、薬局と同じような薬剤を同じように処方するだけです なお、抗原検査の感度が最も高くなるのは発症4日後とされます 急いで受診するメリットはないです 受診のメリットは他の疾患らしさを判断してもらえることです 動けない、食えない、飲めないというのが救急要請の基準かと個人的には考えます 高齢者やハイリスク者など、重症化恐れがある場合には早めの受診をお願いします なんとかこの流行機を乗り切って頂ければと思います

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コメンテータープロフィール

薬師寺泰匡

救急科専門医/薬師寺慈恵病院 院長

やくしじひろまさ/Yakushiji Hiromasa。救急科専門医。空気と水と米と酒と魚がおいしい富山で医学を学び、岸和田徳洲会病院、福岡徳洲会病院で救急医療に従事。2020年から家業の病院に勤務しつつ、岡山大学病院高度救命救急センターで救急医療にのめり込んでいる。ER診療全般、特に敗血症(感染症)、中毒、血管性浮腫の診療が得意。著書に「やっくん先生の そこが知りたかった中毒診療(金芳堂)」、「@ER×ICU めざせギラギラ救急医(日本医事新報社)」など。※記事は個人としての発信であり、組織の意見を代表するものではありません。

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