救急車破壊＆隊員への暴力 100件超発生で異例の訴え 「通帳なくした」不要不急通報も
テレビ朝日系（ANN）
補足「妨害行為には警察への通報など毅然とした対応をとらざるをえなくなりますが、それは私たちの望む活動ではありません」という事ですが、病院側としても警察の介入をお願いしたいところです 診療できるわけがないですし、きちんと診察を受ける意思がなければ診療契約ができません せん妄や意識障害で興奮することはありますが、この場合においても、鎮静剤の使用が難しいほど暴れていれば警察の力が必要になります 警察同伴での診療もよく経験します なお、受診の意思がないという意味において、物をなくしたという相談で119をしても、搬送の適応にならないので消防に迷惑をかけるだけになります 1秒でも早く電話を切っていただきたいところですが、なんらかの病気で会話が支離滅裂になっているのではないかなど、様々な可能性を考える必要があります お控え下さいとしか言えないのが現状かもしれません
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コメンテータープロフィール
やくしじひろまさ/Yakushiji Hiromasa。救急科専門医。空気と水と米と酒と魚がおいしい富山で医学を学び、岸和田徳洲会病院、福岡徳洲会病院で救急医療に従事。2020年から家業の病院に勤務しつつ、岡山大学病院高度救命救急センターで救急医療にのめり込んでいる。ER診療全般、特に敗血症（感染症）、中毒、血管性浮腫の診療が得意。著書に「やっくん先生の そこが知りたかった中毒診療（金芳堂）」、「@ER×ICU めざせギラギラ救急医（日本医事新報社）」など。※記事は個人としての発信であり、組織の意見を代表するものではありません。
