補足外出時にトイレを我慢できなくなった時、コンビニのトイレには「後光」が差して見えます。特に小さい子供が唐突にトイレを言い出す時には本当にありがたいものです。コンビニトイレを深掘りし1回利用するとどれくらいの経費が発生するのか計算してみるとトイレには水道代、電気代、トイレットペーパー、トイレ洗剤、清掃の人件費などが掛かります。1店舗で1日40人が利用し、時給1000円の前提で概算してみると6回清掃の場合は約30円/回、1回も清掃しない場合は約6円/回との概算となります。フランチャイズオーナーの利益が100円の商品につき10〜15円とするとトイレ清掃回数にもよりますがトイレを使用した際に100円ぐらいの商品を最低買ってもらえれば、今後の利用の宣伝とも考え併せて店舗側にとっても許容範囲となります。コンビニでトイレを使う時は、「当たり前」ではなく、「感謝の気持ち」を忘れないで欲しいと痛切に思います。
コメンテータープロフィール
渡辺広明 1967年生まれ、静岡県浜松市出身。コンビニの店長、バイヤーとして22年間、ポーラ・TBCのマーケッターとして7年間従事。商品開発760品の経験を活かし、現在 (株)やらまいかマーケティング 代表取締役として、顧問、商品開発コンサルとして多数参画。報道からバラエティまで幅広くメディアで活動中。フジテレビ「Live News a」レギュラーコメンテーター。 「ホンマでっか⁉︎TV」レギュラー評論家。全国で講演 新著「ニッポン経済の問題点を消費者目線で考えてみた」「コンビニを見たら日本経済が分かる」等も実施中。