カラコン市場好調!!!日本一の売上を誇るドンキが渋谷でフェス開催。売上NO.1はブルー
日本のカラコンの26%を売るドン・キホーテ(以下ドンキ)が、渋谷ヒカリエホールでカラコンフェス2023を開催、みちょぱ、にこるん、三上悠亜 なえなの など、インフルエンサーが会場に駆けつけて、自身のプロデュースするカラコンについての思いを語るなど市場の盛り上がりを後押しするイベントとなった。
カラコン市場は、ドンキが通常のコンタクトレンズの売り場からカラコンの売り場を独立させコスメ売り場の近くで販売した事によりファッションアイテムとして定着させた事が市場を大きくする大きなキッカケとなった。
富士経済によるとカラコン市場は、2022年、900億円前後となり、コンタクトレンズ市場のおよそ4分の1を占めるまでに成長している。
ドンキの守田祐也トレンド&コスメシニアマーチャンダイザーによると、「カラコン市場全体はコロナ禍は外出自粛で落ち込んでいたものの、2023年になりドンキの売上はアフターコロナで前年比120%、コロナ前と比較しても105%と好調に推移している」との事。
また、「顧客の中心は20代だが、2番目は30代となり10代よりも売れている」と言う。
20代で使っていた方が子育てなどが落ち着き30代のタイミングで再度使い始める、そもそも20代から使い続ける顧客も多く、30代まで客層が広がっているのも市場拡大を後押ししていて、今後も期待のカテゴリーとなりそうだ。
また、カラコン市場でもコスメと同様に韓国メーカーが人気となり、人気のハパクリスティンの商品は、店頭販売ではほぼドンキ限定のため
ドンキの売上好調の一因となっている。
1年間で最も売れた商品には、益若つばさがプロデュースする「AngelColorBambiシリーズ」のスワンブルーが選ばれた。
カラコンの売上は8割弱がブラウン系と言われているが、益若さんを中心とする開発女子達が"青がカワイイ"の意見を尊重して商品化し、市場に出回っていない益若さんが求める青色を実現出来たのが人気の入れ替えが激しいカラコンでは珍しい1年のロングセラーになった。
メーカーのT-Gardenの丹羽理清 商品開発チームマネージャーによると、カラコンの売り場がピンクの多い中、ブルーの世界観を出せた事も顧客視認率を上がり販売増に繋がったようだ。
カラコンはインターネット販売が6割前後のシェアとなっていて、高度管理医療機器として医薬品医療機器法の規制対象にもなっており、ドンキはいち早く規制に適合した販売をしてきた為、販売に一日の長がありドラッグストアの追随を許さず店頭販売では6割前後のシェアを誇っている。
今後も日本国内の数少ない成長カテゴリーとして、カラコンがどんな進化を見せていくのか楽しみだ。