補足<親も子も、みんなが健康で幸せになりますように> 「できれば、こうした方が良い」ということはあるでしょうが、「こうしなければダメ」ということはほとんどありません。母乳でも人工ミルクでも、専業主婦でも0歳から保育園に行っても、一人っ子でも兄弟が多くても、それらが子の健康や幸福感を直接左右はしません。 むしろ、完璧を目指すことや、無理なこと、極端なことが、トラブルにつながることがあります。 泣いている人を責めることは簡単ですが、良いことは起こらないでしょう。困っている人に必要なことは、パートナーからの説教でも評論でも下手なアドバイスでもなく、共感と理解、協力と支援です。 子育てに大切なことは、母親が安心感と幸福感を持てることです。そうなれるように、夫も祖父母も力を尽くしましょう。そういう家族になれるように、地域も行政も職場も、みんなで家族を支えたいと思います。
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コメンテータープロフィール
1959年東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。精神科救急受付等を経て、新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。新潟市スクールカウンセラー。好物はもんじゃ。専門は社会心理学。テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「めざまし8」「サンデーモーニング」「ミヤネ屋」「NEWS ZERO」「ホンマでっか!?TV」「チコちゃんに叱られる!」など。著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』等。監修:『よくわかる人間関係の心理学』等。
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