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碓井真史

碓井真史

認証済み

社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

報告

見解出生前診断には様々な意見がある。 ・不安なまま産んだり中絶を実行するぐらいなら、出生前診断で異常なしとわかって安心して埋めるなら良い。 ・出生前診断をするということは、異常があったら中絶するということか。それは、障害者は生まれない方が良かったということか。 技術が進むほど、早い段階で母体への負担も少なく診断ができるようになる。それは、かえって出生前診断の問題を複雑化する。また、診断結果は絶対ではない。 報道される多くの例は、出生前診断で異常がわかったが出産し、出産後は幸せな子育てをしているといった事例だ。とても素晴らしい。ご家族の幸せを祈りたい。 けれども、そのようなケースばかりではない。中絶もあれば、出産後の家族の崩壊もあるだろう。この記事の見出しを辛い思いで見た人もいるだろう。 第三者が安易に口を挟むべきではない。全ての親子の幸せを祈りたい。どちらの選択をした人も支援したい。

コメンテータープロフィール

碓井真史

社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

1959年東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。精神科救急受付等を経て、新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。新潟市スクールカウンセラー。好物はもんじゃ。専門は社会心理学。テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「めざまし8」「サンデーモーニング」「ミヤネ屋」「NEWS ZERO」「ホンマでっか!?TV」「チコちゃんに叱られる!」など。著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』等。監修:『よくわかる人間関係の心理学』等。

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