見解<お子さんのためにも、ぜひ親御さんには幸せであってほしいと願っています。> 親への支援は不可欠です。単身家庭ならなおさらです。急増する小学生不登校に、社会的支援が追いついていません。 中学生とは違い、小学生はの場合は一人で家にいるのが難しいこともあるでしょう。他の児童たちとは異なる時間に、小学生が一人で登下校することも、安全上認められないことが多いでしょう。親の送迎が求められます。 これでは、親がフルタイムの仕事を続けるのが難しいこともるでしょう。ただ、親御さんの中には、愛情のあまり「自分はどうなっても良いから子供だけは」と言う方がいらっしゃいますが、子供は自分のせいで親が不幸になることを望んでいません。社会的支援の上で、親が仕事にも趣味にも、充実した生活を送ることが、子供のためにもなります。 学校との信頼関係を失わず、一歩ずつ再登校への道を探り、みんなで幸せになれればと思います。
コメンテータープロフィール
1959年東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。精神科救急受付等を経て、新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。新潟市スクールカウンセラー。好物はもんじゃ。専門は社会心理学。テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「めざまし8」「サンデーモーニング」「ミヤネ屋」「NEWS ZERO」「ホンマでっか!?TV」「チコちゃんに叱られる!」など。著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』等。監修:『よくわかる人間関係の心理学』等。
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