北九州中学生2人死傷 中3女子は失血死 福岡県警
北九州市小倉南区のファストフード店内で14日夜、中学生の男女2人が男性に刺され、女子生徒が死亡した事件で、福岡県警は15日、司法解剖の結果、死亡した同区志井6の市立中3年、中島咲彩(さあや)さん(15)の死因は腹部を刺されたことによる失血死だったと発表した。県警は殺人容疑などで、現場から逃走した男性の行方を追っている。 【図】2人が刺された時の店内の状況 県警によると、中島さんと男子生徒(15)は同じ学校に通う同級生で、塾帰りに公共交通機関を使って午後8時過ぎに入店。午後8時25分ごろ、注文のためレジの列の最後尾に並んだところ、入店してきた男性に中島さんは腹部を、男子生徒は腰部をそれぞれ1カ所ずつ刺された。男子生徒は命に別条はないといい、搬送時に「全く知らない人から刺された」という趣旨の話をしていたという。【河慧琳】