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上山信一

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慶應大学名誉教授、経営コンサルタント

報告

補足もともと無党派で市民側の政治家。市長の実績もある方だが今回は全県。そこまでの知名度はなかった。加えて例の22市長のおじさん連合の応援は悪印象を増強した。女性で革新的な人のはずが、組織票、守旧派、既得権益勢力を象徴する人たちが取り巻く様子で損をした。街頭演説も応援の議員の挨拶ばかりでつまらなかったし、対話を強調するばかりで県政の改革ビジョンも語れなかった。たぶん支持団体が多すぎるからだろう。周りにやさしい人かもしれない。サポート団体の見極めの悪さが見透かされ、既得権益と戦えない人=改革は無理となり、結局アンチ斎藤改革の象徴となってしまった。極め付きは悪口ポンプと言われる批判演説。未来の兵庫の政策を語るべきだった。もったいない人材をつまらない場面で出し残念なことになった。

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  • 白鳥浩

    法政大学大学院教授/現代政治分析

    解説稲村さんの敗因は、「齋藤か、それ以外か」という選択肢が提示されてしまった中で、候補者の一本化ができず…続きを読む

コメンテータープロフィール

上山信一

慶應大学名誉教授、経営コンサルタント

専門は戦略と改革。国交省(旧運輸省)、マッキンゼー(パートナー)を経て米ジョージタウン大学研究教授、慶應大学総合政策学部教授を歴任。平和堂、スターフライヤー等の社外取締役・監査役、北九州市及び京都市顧問を兼務。東京都・大阪府市・愛知県の3都府県顧問や新潟市都市政策研究所長を歴任。著書に『改革力』『大阪維新』『行政評価の時代』等。京大法、米プリンストン大学院修士卒。これまで世界119か国を旅した。大学院大学至善館特命教授。オンラインサロン「街の未来、日本の未来」主宰 https://lounge.dmm.com/detail/1745/。1957年大阪市生まれ。

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