解説地方で家業を継ぐというチャレンジを伝えた記事だ。キャバ嬢という文字に注目が集まるだろうが、経験・知識なしであるからこその視点がいきたといえるだろう。 家業を継ぐ際の成功事例、失敗事例を多数、見聞きしてきた。先代のつくったモデル、成功体験から抜け出せないもの、伝統という名の因習があり抜け出せないもの、先代は「自由にやれ」というものの、古くからの番頭や取引先によりがんじがらめになるケースである。この取り組みは釣具店の提供価値を創る、広げる取り組みだと言えるだろう。SNSの活用、オリジナルグッズづくりなどは、いちいち若い視点が活かされているといえるだろう。 なお、小売業やその他の職種が、飲食をうまく絡めるモデルもまた流行りつつあるものである。転職バー、人生相談バーなどは以前からあるが、飲食しながら商談するフラワーショップ、酒屋、本屋なども存在している。 柔軟な発想で家業をひろげよう。
コメンテータープロフィール
1974年生まれ。身長175センチ、体重85キロ。札幌市出身。一橋大学商学部卒。同大学大学院社会学研究科修士課程修了。 リクルート、バンダイ、コンサルティング会社、フリーランス活動を経て2015年4月より千葉商科大学国際教養学部専任講師。2020年4月より准教授。長時間の残業、休日出勤、接待、宴会芸、異動、出向、転勤、過労・メンヘルなど真性「社畜」経験の持ち主。「働き方」をテーマに執筆、研究に没頭中。著書に『なぜ、残業はなくならないのか』(祥伝社)『僕たちはガンダムのジムである』(日本経済新聞出版社)『「就活」と日本社会』(NHK出版)『「意識高い系」という病』(ベストセラーズ)など。
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