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常見陽平

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千葉商科大学国際教養学部准教授/働き方評論家/社会格闘家

報告

解説東大生が官僚離れして何が悪い。東大生らしい合理的な選択ではないか。社会の変え方が変わっている。さらには、成長できるステージも変わっている。東大生が外資系企業やIT企業、総合商社などの門を叩いたり、スタートアップ企業を立ち上げる、飛び込むのは極めて合理的な選択だ。その方が官僚になるよりも社会を変えられるし、貢献できるし、自分も成長できる。 もちろん、東京大学には国家の未来を背負うエリートを養成する使命のようなものがあり、その役割を期待されていることもよくわかる。また、官僚なるものがいくら批判されようとも、国の未来をつくる、国を守るという意味で重要なポジションであることは言うまでもない。 東京大学に官僚を育てること、東大生に官僚になることを期待するのではなく、官僚のあり方、働き方を変えるのが先ではないか。そう叫ばれて何年も経っているので、問われているのは東大でも東大生でもなく官僚だ。

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コメンテータープロフィール

常見陽平

千葉商科大学国際教養学部准教授/働き方評論家/社会格闘家

1974年生まれ。身長175センチ、体重85キロ。札幌市出身。一橋大学商学部卒。同大学大学院社会学研究科修士課程修了。 リクルート、バンダイ、コンサルティング会社、フリーランス活動を経て2015年4月より千葉商科大学国際教養学部専任講師。2020年4月より准教授。長時間の残業、休日出勤、接待、宴会芸、異動、出向、転勤、過労・メンヘルなど真性「社畜」経験の持ち主。「働き方」をテーマに執筆、研究に没頭中。著書に『なぜ、残業はなくならないのか』(祥伝社)『僕たちはガンダムのジムである』(日本経済新聞出版社)『「就活」と日本社会』(NHK出版)『「意識高い系」という病』(ベストセラーズ)など。

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