見解この事態を防ぐ手段はあります。シンガポール等では搭乗待合室の手前に荷物検査機が備えられており、安全が確認された後に搭乗口へと案内されます。制限エリアにおける店舗数、敷地面積が広いほど、今回の様に単純に紛失したのか誰かが故意に持ち出したか分からないことによる旅客の足への影響は図り知れません。 保安検査に係る設備機器、人員が分散されることによりコストは膨大となることは容易に想像がつきますが、現状、新千歳空港に限らず繁忙時間帯における検査行列は大きな課題となっています。 過密スケジュールで輻輳する便に乗る旅客には、航空会社による「早めに保安検査場まで来てください」といった事前アナウンスで性善説的な協力をお願いしていますが、結局はギリギリでやってくる旅客を便名を書いたパネルを持ちながら探し出して優先案内するダブルスタンダードが常態化しています。 真面目に待つ旅客が損をしない仕組みが望まれます。
コメンテータープロフィール
元航空管制官で退職後は航空系ブロガー兼ゲーム実況YouTuberとなる。飛行機の知識ゼロから管制塔で奮闘して得た経験を基に、空の世界をわかりやすく発信し続ける。
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