Yahoo!ニュース

多根清史

多根清史認証済み

認証済み

アニメライター/ゲームライター

報告

解説どれほど発売がサプライズだったかは、当日の任天堂オンラインストアでも見てとれました。発表直後は余裕で購入できたものが、各ニュースサイトで取り上げた2~3時間後に完売していたのですから。 この記事の指摘通り、かつてのQOL事業の「精神的後継者」の可能性はあるでしょう。先行している『ポケモンスリープ』とともに、任天堂社内で「眠りを遊びにする」ことが大きなテーマになっていたことが窺えます。 実際にアラーモを試してみると、「たたき起こされる」受動と「目覚ましに働きかける」能動の組み合わせが絶妙です。寝返りを打ったり体を揺すればインタラクティブに反応し、遠ざかればアラーム音が消える。全身で操作する、一種のゲーム機といえるでしょう。 任天堂はゲーム企業というより「ハードとソフトが一体となったおもちゃメーカー」という印象もあり、それがアラーモに結実しているのではないでしょうか。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 西多昌規

    早稲田大学教授 / 精神科専門医 / 睡眠医療総合専門医

    補足睡眠からの覚醒には音刺激では不十分であり、光刺激が重要と言われる。それでも、アラームでは起きられない…続きを読む

  • いしたにまさき

    ブロガー/ライター/アドバイザー

    提言任天堂からのまさかリリースとなったAlarmo(アラーモ)。幸い、私は見た瞬間に注文したおかげでファ…続きを読む

コメンテータープロフィール

多根清史

アニメライター/ゲームライター

京都大学法学部大学院修士課程卒。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。現在はGadget GateやGet Navi Web、TechnoEdgeで記事を執筆中。

多根清史の最近のコメント