見解ヒコロヒーさんの幅広さを際立たせたのは2023年放送のテレビドラマ『だが、情熱はある』です。 山里亮太の母親役を担当し、どんなことがあっても「亮太はすごいね」と肯定する様子を演じましたが、ヒコロヒーさんの台詞回しは微妙なバリエーションの違いがあって、そのニュアンスは、単に息子を認めるだけではなく「この場合、私は本当はこういう風に感じるところもある。それでも亮太の人生を前に進めるためには、このように肯定しよう」と母親の思惑を感じさせる“深み”がありました。 ことバラエティ番組での立ち位置で見ると、どうしても出演者は男性芸人が多いなか、彼らと“ダチ感覚”でやりとりできるところが強みな気がします。でも女性タレントと絡めば、時には姉御肌、時には同じ目線で恋愛論や人生論も語り合える。自分を「わし」と称するところもそうですが、何事にも左右されず、しかし何事にも溶け込める臨機応変さがすごいです。
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コメンテータープロフィール
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