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高野龍昭

高野龍昭認証済み

認証済み

東洋大学 福祉社会デザイン学部 教授/介護支援専門員

報告

見解従前はICTなどを悪用した特殊詐欺の被害に高齢者が遭うことは稀でした。しかし、高齢者も必要性に駆られてスマートフォンやPCを活用する人が増え、その分、フィッシング詐欺などの被害に遭うケースが急拡大しています。 高齢者がPCなどを活用するようになってきたことは、生活の利便性を高めることにつながり、歓迎すべきことです。しかし、その負の側面も理解し、ネット上に潜むさまざまなリスクに対応できるところまで、多くの高齢者は至っていません。 この意味で、高齢者は依然として「情報弱者」であり、こうした犯罪被害から保護する施策が不可欠です。しかしながら、政府・司法関係者・高齢者福祉関係者・IT関係者ともに、効果的な対策を講じることができず、歯痒い思いが続いている状況だと推察できます。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 多田文明

    詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

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  • 京師美佳

    防犯アドバイザー/犯罪予知アナリスト

    見解先日家族も被害に遭いそうになり、何度か送金を試みた形跡がありましたが、2段階認証にしていたため、最終…続きを読む

コメンテータープロフィール

高野龍昭

東洋大学 福祉社会デザイン学部 教授/介護支援専門員

1964年・島根県生まれ。1986年から医療ソーシャルワーカーやケアマネジャーの実務を経験し、2005年から東洋大学で介護福祉士などの福祉専門職養成と高齢者福祉・介護保険制度・ケアマネジメントの研究を行う。社会福祉士・介護支援専門員。

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