見解日銀のマイナス金利解除、ゼロ金利解除により日本国債市場に金利がもどりました。その結果、プラスの作用として個人向け国債と預金金利が上がっており、マイナスの作用として住宅ローン等貸付金利が上昇しています。いままでのマイナス金利、ゼロ金利維持が、不動産市場に高値という結果をもたらすため、今後住宅ローン金利が上昇することで、不動産価格の上昇が沈静化する可能性があります。高市自民党総裁候補から「金利を上げるのはアホ」という発言がありました。さらなる利上げは現時点で要検討ですが、マイナス金利解除、ゼロ金利解除は評価されるべきと考えます。今後は勤務先の給与が金利上昇よりも高くないと給与所得者の生活が苦しくなりそうです。
コメンテータープロフィール
日本人が苦手なお金を裏も表も解説します。お金の情報は「誰がどんな立場から発信したのか見極める」ことが大切。寿FPコンサルティング、ライフデザインセンター代表。無料のFP相談・IFA相談マッチングサービスとして「ライフプランの窓口」「住もうよ!マイホーム」「アセマネさん」を運営。1978年生神奈川県藤沢市出身。慶応大学総合政策学部卒業後、金融関係のキャリアを経て有料FP相談を開始。東海大学では非常勤講師として実務家教員の立場から金融リテラシー向上の授業を担当。連載:会社四季報オンライン。著書:ダンナの遺産を子どもに相続させないで。メディア出演、メディア掲載多数。