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高橋浩祐

高橋浩祐

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米外交・安全保障専門オンライン誌「ディプロマット」東京特派員

報告

見解北朝鮮の軍事偵察衛星をめぐっては、金正恩氏が現地指導を繰り返し、金氏の強い意志の下で急速に準備が進められた。今年5月の発射失敗後の6月の朝鮮労働党中央委員会拡大総会で行われた報告では、軍事偵察衛星の発射失敗が軍事技術の「最も重大な欠点」と厳しく批判された。このため、今回は国の威信をかけて再発射したが、再び失敗した。金氏のメンツも潰された格好になった。気性の激しい金氏の性格からして、きっと怒り心頭だろう。 いずれにせよ、北朝鮮は2021年1月に開催された朝鮮労働党第8回党大会で策定された「国家経済発展5カ年計画」の「国防科学発展および武器体系開発5カ年計画」に基づいて、その期間内で成功するまで意地でも続けるだろう。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • JSF

    軍事/生き物ライター

    見解しかし日本防衛省は「落下物は全て予告海域の外に落ちた」と分析しており、北朝鮮の主張と食い違っています…続きを読む

コメンテータープロフィール

高橋浩祐

米外交・安全保障専門オンライン誌「ディプロマット」東京特派員

英軍事週刊誌「ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー」前東京特派員。コリアタウンがある川崎市川崎区桜本の出身。令和元年度内閣府主催「世界青年の船」日本ナショナルリーダー。米ボルチモア市民栄誉賞受賞。ハフポスト日本版元編集長。元日経CNBCコメンテーター。1993年慶応大学経済学部卒、2004年米コロンビア大学大学院ジャーナリズムスクールとSIPA(国際公共政策大学院)を修了。朝日新聞やアジアタイムズ、ブルームバーグで記者を務める。NK NewsやNikkei Asia、Naval News、東洋経済、週刊文春、論座、英紙ガーディアン、シンガポール紙ストレーツ・タイムズ等に記事掲載。

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