解説ミサイル専門家らは北朝鮮の声明を、第3段目飛行中に「自爆システムの偶発的な作動」があったことを意味すると解釈している。今回の衛星打ち上げはまたもや失敗したにもかかわらず、北朝鮮のロケットは、第1段エンジンの分離後、第2段エンジンの始動時に異常が生じて韓国西方の海域に墜落した5月末の打ち上げよりも、より長い距離を飛行したようだ。
コメンテータープロフィール
英軍事週刊誌「ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー」前東京特派員。コリアタウンがある川崎市川崎区桜本の出身。令和元年度内閣府主催「世界青年の船」日本ナショナルリーダー。米ボルチモア市民栄誉賞受賞。ハフポスト日本版元編集長。元日経CNBCコメンテーター。1993年慶応大学経済学部卒、2004年米コロンビア大学大学院ジャーナリズムスクールとSIPA(国際公共政策大学院)を修了。朝日新聞やアジアタイムズ、ブルームバーグで記者を務める。NK NewsやNikkei Asia、Naval News、東洋経済、週刊文春、論座、英紙ガーディアン、シンガポール紙ストレーツ・タイムズ等に記事掲載。