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多田文明

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詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

報告

解説「追徴金の累積未収総額が2023年度末時点で、1251億円に上った」とのことで、犯罪追徴金の「取りはぐれ」が多ければ多いほど、犯罪グループの懐を肥やすことになり、被害が今後も増える元凶となります。いかに犯罪収益を取り戻せるのかにかかっています。 取材のなかでも、各金融機関における不正口座などの情報共有が充分になされておらず、そこにつけこむようにマネーロンダリングが簡単になされている状況がみえています。 1億円7千万円以上の被害に遭った女性は、海外から短期間のうちに多額の送金を国内の銀行にしていますが、不自然さを指摘されることはありませんでした。数千万円暗号資産を購入していますが、暗号資産交換所から止められることなく、お金は騙し取られ犯罪グループの手に渡っています。 記事で「金融機関との連携強化も有効」の指摘がありますが、時間が経てば経つほど追うのが難しくなりますので、その通りだと思います。

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  • 前田恒彦

    元特捜部主任検事

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コメンテータープロフィール

多田文明

詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

2001年~02年まで、誘われたらついていく雑誌連載を担当。潜入は100ヶ所以上。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通。「ついていったらこうなった」(彩図社)は番組化し、特番で第8弾まで放送。多数のテレビ番組に出演している。 旧統一教会の元信者だった経験をもとに、教団の問題だけでなく世の中で行われる騙しの手口をいち早く見抜き、被害防止のための講演、講座も行う。2017年~2018年に消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員を務める。近著に『信じる者は、ダマされる。~元統一教会信者だから書けた「マインドコントロール」の手口』(清談社Publico)

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