Yahoo!ニュース

多田文明

多田文明認証済み

認証済み

詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

報告

今年7月にも、オズプロジェクトの名前で人工知能(AI)で暗号資産を運用すれば、高配当が得られる等と謳い、60億円以上を集めた男らが、詐欺の疑いで逮捕されています。 今、AI、暗号資産の言葉を使い、お金を出させるケースが増えています。 「自動で暗号資産の取引をしている」と言われると、実態がよくわからないだけに運用を任せるしかなくなり、出資者の思考を止めてしまいます。この二つは騙しの行為に利用されやすい言葉といえますので注意が必要です。 今回は、ある人が他の人を紹介する、マルチ商法的な手法で出資の勧誘をしていました。 キックバックがあると言い、この手法で出資者を集めるグループを他にも見かけますが、金融庁に無登録の投資話に他の人を誘う行為に加担すれば、自身も違法行為を問われかねません。 今、出資を持ち掛けられている業者が金融庁に登録されているか、最低限しっかりと確認する必要があります。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった565

コメンテータープロフィール

多田文明

詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

2001年~02年まで、誘われたらついていく雑誌連載を担当。潜入は100ヶ所以上。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通。「ついていったらこうなった」(彩図社)は番組化し、特番で第8弾まで放送。多数のテレビ番組に出演している。 旧統一教会の元信者だった経験をもとに、教団の問題だけでなく世の中で行われる騙しの手口をいち早く見抜き、被害防止のための講演、講座も行う。2017年~2018年に消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員を務める。近著に『信じる者は、ダマされる。~元統一教会信者だから書けた「マインドコントロール」の手口』(清談社Publico)

多田文明の最近のコメント