Yahoo!ニュース

鈴木崇弘

鈴木崇弘認証済み

認証済み

政策研究者、PHP総研特任フェロー

報告

見解バイデンの大統領選出馬辞退により、米国の大統領選の状況は大きく変わりつつあるようだ。辞退前は、トランプの大統領返り咲きが確実化されていた。ところが、トランプは支持者の間では依然強力な支持があるようだが、最近の世論調査では、民主党候補者のハリスは、トランプと拮抗し、さらに優勢という結果もでてきている。両大統領候補の副大統領候補も出そろい、後だしジャンケン的な状況が生まれ、有権者からみて、民主党の大統領・副大統領候補の方が、より包括的に問題・課題に対応し、自分たちを理解し対処してくれそうなイメージが生まれてきている。この状況で、トランプは焦りを感じたのだろう。同氏は実績がある分イメージ作りにも制約があるが、ハリスは実績がない分、可能性を広がられるし、短期間では誤魔かせるので有利だ。またトランプ氏は、イメージづくりはうまく攻めには強いが、守りを弱そうで、焦れば多々ボロがでてきそうだ。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった56

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 西山隆行

    成蹊大学法学部政治学科教授

    見解トランプはひょっとすると民主党候補がバイデンからハリスに代わることはないと思い込んでいたのかもしれま…続きを読む

  • 渡辺亮司

    米州住友商事ワシントン事務所 調査部長

    見解トランプ氏は大統領時代、ホワイトハウスで日中、常にフォックスニュースやCNNなど複数のテレビチャンネ…続きを読む

コメンテータープロフィール

鈴木崇弘

政策研究者、PHP総研特任フェロー

東京大学法学部卒。マラヤ大学、米国EWC奨学生として同センター・ハワイ大学大学院等留学。日本財団等を経て東京財団設立参画し同研究事業部長、大阪大学特任教授・阪大FRC副機構長、自民党系「シンクタンク2005・日本」設立参画し同理事・事務局長、米アーバン・インスティテュート兼任研究員、中央大学客員教授、国会事故調情報統括、厚生労働省総合政策参与、城西国際大学大学院研究科長・教授、沖縄科学技術大学院大学(OIST)客員研究員等を経て現職。経済安全保障経営センター研究主幹等兼任。大阪駅北地区国際コンセプトコンペ優秀賞受賞。著書やメディア出演多数。最新著は『沖縄科学技術大学院大学は東大を超えたのか』

鈴木崇弘の最近のコメント