Yahoo!ニュース

渡辺亮司

渡辺亮司認証済み

認証済み

米州住友商事ワシントン事務所 調査部長

報告

見解トランプ氏は大統領時代、ホワイトハウスで日中、常にフォックスニュースやCNNなど複数のテレビチャンネルを同時につけ、ニュースに極めて敏感であったと元側近から聞いたことがある。 そのため、数週間前まで圧勝が確実視されていたトランプ氏は、今や勝利さえも危ぶまれ始めている状況を自ら察知し、それを見過ごすことはできなかったのであろう。政権時代、報道官は存在したものの、頻繁にトランプ氏本人が報道官の役も担っていた。 前日夜に開催が発表された今回の記者会見も、過去と同様に自らのスタッフの対応に満足できず、キャンペーンの戦況を変えるために急遽、トランプ氏本人がメディアの前にでてきたと見られている。だが、案の定、選対本部が望んでいた政策メッセージからトランプ氏は度々、脱線し、記者会見はややマイナス効果の方が大きかったとの見方もある。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった865

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 西山隆行

    成蹊大学法学部政治学科教授

    見解トランプはひょっとすると民主党候補がバイデンからハリスに代わることはないと思い込んでいたのかもしれま…続きを読む

  • 鈴木崇弘

    政策研究者、PHP総研特任フェロー

    見解バイデンの大統領選出馬辞退により、米国の大統領選の状況は大きく変わりつつあるようだ。辞退前は、トラン…続きを読む

コメンテータープロフィール

渡辺亮司

米州住友商事ワシントン事務所 調査部長

慶応義塾大学(総合政策学部)卒業。ハーバード大学ケネディ行政大学院(行政学修士)修了。同大学院卒業時にLucius N. Littauerフェロー賞受賞。松下電器産業(現パナソニック)CIS中近東アフリカ本部、日本貿易振興機構(JETRO)海外調査部、政治リスク調査会社ユーラシア・グループを経て、2013年より米州住友商事会社。2020年より同社ワシントン事務所調査部長。著書に『米国通商政策リスクと対米投資・貿易』(共著、文眞堂)。コメントは個人の見解であり、所属組織を代表するものではありません。

関連リンク(外部サイト)

渡辺亮司の最近のコメント