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松谷創一郎

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補足一昨日、Netflixは日本での料金引き上げを発表しました。そのなかで最上級の4Kプランの料金は1980円から2290円(税込)に引き上げられ、U-NEXTの基本料金2189円(一律)を100円ほど上回ることになりました。 ただ、NetflixとU-NEXTの立ち位置は異なります。 Netflixは既存の映画やドラマも配信していますが、その主軸は潤沢なオリジナルコンテンツにあります。しかも、全世界で作品が創られ、韓国の『イカゲーム』はそこからグローバルヒットに結びつきました。 対してU-NEXTは、レガシーメディア(テレビと映画)の集約地でもあり、海外も含めて既存コンテンツが潤沢。レンタルビデオの機能を補い、テレビ・映画もカバーしつつあります。Paraviにとどまらず、今後もTVerなど他サービスとの連携が考えられます。 ユーザーに求められていることが、それほど近くはない印象です。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 武井保之

    ライター, 編集者

    補足国産配信サービスの最大手であり、毎月の会費がポイントで還元されるのが大手グローバルプラットフォームに…続きを読む

  • 福井健策

    弁護士/ニューヨーク州弁護士(骨董通り法律事務所 代表)

    見解あまり注目されないでしょうが、2ページ目に登場する「アーカイブ」はキーワードですね。つまり、既存の他…続きを読む

コメンテータープロフィール

まつたにそういちろう/1974年生まれ、広島市出身。専門は文化社会学、社会情報学。映画、音楽、テレビ、ファッション、スポーツ、社会現象、ネットなど、文化やメディアについて執筆。著書に『ギャルと不思議ちゃん論:女の子たちの三十年戦争』(2012年)、『SMAPはなぜ解散したのか』(2017年)、共著に『ポスト〈カワイイ〉の文化社会学』(2017年)、『文化社会学の視座』(2008年)、『どこか〈問題化〉される若者たち』(2008年)など。現在、NHKラジオ第1『Nらじ』にレギュラー出演中。中央大学大学院文学研究科社会情報学専攻博士後期課程単位取得退学。 trickflesh@gmail.com

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