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松谷創一郎

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報告

補足今回の事案は、タレントのプライベートにおける問題および裁判ですが、この結果を受けて吉本興業の対応も注目されます。 松本さんは女性との会合があったことを認めており、「不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます」と謝罪をしています。ただし、性的な行為があったかは明らかにされていません。 そうした女性との会合において「不倫」と見なされる行為があったならば、過去の芸能人に対するペナルティを踏まえて吉本興業は判断をする必要があるでしょう。例えば2020年に公衆トイレにおける不倫問題が発覚したタレントは、1年半程度の活動自粛を経て仕事を再開しましたが、地上波テレビにはあまり登場できない状態が続いています。 なお、吉本興業は2010年に定めたグループ行動憲章で「人権の尊重」を掲げており、これに基づく判断も注目されています。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 影山貴彦

    同志社女子大学教授/コラムニスト

    見解吉本興業がこのタイミングで、「活動再開」に触れていることに対し、大いなる違和感を覚えました。松本さん…続きを読む

  • 武井保之

    ライター, 編集者

    見解訴訟取り下げの同意に当事者同志の和解があるのならば、性的な行為があったかを世間が知る必要はあるのでし…続きを読む

コメンテータープロフィール

まつたにそういちろう/1974年生まれ、広島市出身。専門は文化社会学、社会情報学。映画、音楽、テレビ、ファッション、スポーツ、社会現象、ネットなど、文化やメディアについて執筆。著書に『ギャルと不思議ちゃん論:女の子たちの三十年戦争』(2012年)、『SMAPはなぜ解散したのか』(2017年)、共著に『ポスト〈カワイイ〉の文化社会学』(2017年)、『文化社会学の視座』(2008年)、『どこか〈問題化〉される若者たち』(2008年)など。現在、NHKラジオ第1『Nらじ』にレギュラー出演中。中央大学大学院文学研究科社会情報学専攻博士後期課程単位取得退学。 trickflesh@gmail.com

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