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志葉玲

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フリージャーナリスト(環境、人権、戦争と平和)

報告

補足パレスチナ自治区ガザでは、イスラエル軍の攻撃により、今年夏の時点で選手やコーチらスポーツ関係者の死者数が約400人が殺された等、極めて困難な状況にあります。今回のパレスチナ・サッカーチームの健闘は称えるべきものでしょうが、同時に平和にスポーツを行うことができない現地の状況にも思いを馳せていただけたらと願います。なお、パレスチナは自治区であり国家ではないのですが、W杯では代表を送る準国家的扱いとなっています。パレスチナを国家として昇格させイスラエルと平和共存するのが中東和平のゴールですが、米国は自国が主導した中東和平を実現するつもりがないかのような振る舞いを続けています。日本を含む国際社会はパレスチナ国家承認のための動きを加速させるべきでしょう。20年余り現地の状況を注視してきた立場としては、パレスチナのサッカー選手達が晴れて「国家代表」としてプレーできることを願わずにはいられません。

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コメンテータープロフィール

志葉玲

フリージャーナリスト(環境、人権、戦争と平和)

パレスチナやイラク、ウクライナなどの紛争地での現地取材のほか、脱原発・温暖化対策の取材、入管による在日外国人への人権侵害etcも取材、幅広く活動するジャーナリスト。週刊誌や新聞、通信社などに写真や記事、テレビ局に映像を提供。著書に『ウクライナ危機から問う日本と世界の平和 戦場ジャーナリストの提言』(あけび書房)、『難民鎖国ニッポン』、『13歳からの環境問題』(かもがわ出版)、『たたかう!ジャーナリスト宣言』(社会批評社)、共著に共編著に『イラク戦争を知らない君たちへ』(あけび書房)、『原発依存国家』(扶桑社新書)など。

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