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志葉玲

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フリージャーナリスト(環境、人権、戦争と平和)

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解説これで何度目でしょうか。毎度、「ハマスのメンバーがそこにいた」とイスラエルは確たる証拠もなしに自己正当化するのでしょうが、例えそこに軍事目標がいたとしても市民に被害を出さないようにするのが国際人道法のルールです。犠牲者が4万6000人を超え、子どもや女性の被害は7割という状況で、もはやイスラエルの自己正当化を許すべきではありません。国連の人権の専門家からは、イスラエルを国連から追放すべきとの主張もありますが、確かに国際法・国際人道法を遵守しない国家に対しては何らかの懲罰が必要です。欧米はイスラエル贔屓ですが、これが他の中小規模の国であれば、空爆されていてもおかしくないし、実際にコソボ空爆や湾岸戦争(対イラク)というような実例もあります。日本としてはこの件については欧米とは別のスタンスで厳しく対応すべきです。世界ではイスラエルに憤っている国々の方が多数派なので。

コメンテータープロフィール

志葉玲

フリージャーナリスト(環境、人権、戦争と平和)

パレスチナやイラク、ウクライナなどの紛争地での現地取材のほか、脱原発・温暖化対策の取材、入管による在日外国人への人権侵害etcも取材、幅広く活動するジャーナリスト。週刊誌や新聞、通信社などに写真や記事、テレビ局に映像を提供。著書に『ウクライナ危機から問う日本と世界の平和 戦場ジャーナリストの提言』(あけび書房)、『難民鎖国ニッポン』、『13歳からの環境問題』(かもがわ出版)、『たたかう!ジャーナリスト宣言』(社会批評社)、共著に共編著に『イラク戦争を知らない君たちへ』(あけび書房)、『原発依存国家』(扶桑社新書)など。

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