Yahoo!ニュース

下薗昌記

下薗昌記認証済み

認証済み

記者/通訳者/ブラジルサッカー専門家

報告

見解現在のヴィッセル神戸の強さが凝縮したような最終節でした。勝てば自力で優勝が決まるヴィッセル神戸ですが今季のMVP的存在、武藤嘉紀選手が先制点に絡み、試合を決定づけた2点目は大迫勇也選手の強さを生かしたヴィッセル神戸らしい攻撃で武藤選手が見事なシュートを決めました。  Jリーグ6チーム目の連覇を達成したことも見事ですが、天皇杯でも今季優勝を飾って2冠を達成。さらに特筆すべきは過密日程と過酷な移動を強いられるACLエリートを並行するシーズン終盤の難しい日程の中で勝負強さを発揮して手にしたリーグ連覇です。  湘南ベルマーレとの最終節はシュート本数も13対3と圧倒したヴィッセル神戸ですが、前線の強力なアタッカー陣に加え、今季リーグのベストCBと言ってもいいマテウス・トゥーレル選手を擁する守備も強固で総得点はリーグ3位タイ、失点の少なさは3位という最もバランスが取れた、勝ち方を知るチームでした。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった811

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 川端康生

    フリーライター

    補足神戸、強かったですね。ACLも含めての過密日程、怪我人、と決して楽観できる最終節ではなかったですが、…続きを読む

  • 清水英斗

    サッカーライター

    見解今年の神戸が本当にすごいと思うのは、リーグ優勝と天皇杯の二冠を果たしつつ、ACLエリートも堅調である…続きを読む

コメンテータープロフィール

下薗昌記

記者/通訳者/ブラジルサッカー専門家

1971年、大阪市生まれ。大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)でポルトガル語を学ぶ。朝日新聞記者を経て、2002年にブラジルに移住し、永住権を取得。南米各国でワールドカップやコパ・リベルタドーレスなど700試合以上を取材。2005年からはガンバ大阪を追いつつ、ブラジルにも足を運ぶ。著書に「ジャポネス・ガランチードー日系ブラジル人、王国での闘い」(サッカー小僧新書)などがあり、「ラストピース』(KADAKAWA)は2015年のサッカー本大賞で大賞と読者賞。近著は「反骨心――ガンバ大阪の育成哲学――」(三栄書房)。日本テレビではコパ・リベルタドーレスの解説やクラブW杯の取材コーディネートも担当。

関連リンク(外部サイト)

下薗昌記の最近のコメント