人口“350万人”のウルグアイはなぜこんなにサッカーが強いのか 3億人超えのアメリカでも届かぬ実力「フットボールの血が流れている」
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見解W杯に出場できない時代にもウルグアイは定期的にタレントを輩出してきましたが、一時期は低迷期に入っていました。南米サッカー連盟に加盟する10カ国中、最も人口が少ないウルグアイがW杯でベスト4入りを果たし、フォルランさんが得点王に輝いた2010年の南アフリカ大会と2011年のコパアメリカ優勝でかつての輝きを取り戻したウルグアイですが、決して偶然の成果ではなく、名将のオスカル・タバレスさんが2006年ににA代表監督に復帰すると同時にスタートしたU-15からA代表までを一貫した方向性で強化するプロジェクトあってこそです。 このプロジェクトの最初の世代がカバーニ選手やスアレス選手ら世界的なFWですが、U15、U17、U20の代表選手が定期的にナショナルトレーニングセンターで練習し、技術だけでなく戦術的にも一貫性のある指導を受けています。人口が少ない故に選手を大切に育てる手法が確立されています。
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1971年、大阪市生まれ。大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)でポルトガル語を学ぶ。朝日新聞記者を経て、2002年にブラジルに移住し、永住権を取得。南米各国でワールドカップやコパ・リベルタドーレスなど700試合以上を取材。2005年からはガンバ大阪を追いつつ、ブラジルにも足を運ぶ。著書に「ジャポネス・ガランチードー日系ブラジル人、王国での闘い」(サッカー小僧新書)などがあり、「ラストピース』(KADAKAWA)は2015年のサッカー本大賞で大賞と読者賞。近著は「反骨心――ガンバ大阪の育成哲学――」(三栄書房)。日本テレビではコパ・リベルタドーレスの解説やクラブW杯の取材コーディネートも担当。
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