人口“350万人”のウルグアイはなぜこんなにサッカーが強いのか 3億人超えのアメリカでも届かぬ実力「フットボールの血が流れている」
直接対決を前に米メディアが思う不思議
コパ・アメリカ2024・グループステージでも華麗に2連勝を記録し、勢いに乗るウルグアイ代表。 2日にはグループ最終節で開催国のアメリカ代表と対戦するが、アメリカはグループ第2節でパナマに敗れており、ウルグアイ戦はグループ突破へ絶対勝たなければならないゲームだ。 それを前に米『ESPN』は、なぜウルグアイはこんなにも強いのかと注目している。サッカーに関するそれぞれの歴史や文化に違いがあるとはいえ、ウルグアイは人口350万人ほどだ。一方のアメリカは人口3億4000万人を誇るが、同メディアは2日の直接対決で圧倒的に有利なのはウルグアイの方だと伝えている。 ウルグアイは常に安定して優秀な人材を輩出しているが、何よりの差はサッカーへの熱量だろうか。元ウルグアイ代表のニコラス・ロデイロは、生活の中にサッカーが入り込んでいると語っている。 「我々にはフットボールの血が流れている。通りのあちこちに大小さまざまなグラウンドがあって、そこで誰もがプレイしたがる。たとえグラウンドがなかったとしても、自分たちで工夫して作る。紙、靴下などを丸めてプレイする。周囲には常にフットボールの匂いが漂っているんだ。学校や道端、もちろんクラブでもプレイする。子供、女性、男性、誰もがプレイしたいと思っているんだ」 このような文化が根付いている国は限られるか。そこに加えて確かな指導法があるからこそ、ウルグアイは常に優秀な選手を輩出できるのだろう。人口は限られるが、今回のコパ・アメリカでも優勝を狙えるチームに仕上がっている。
構成/ザ・ワールド編集部