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下薗昌記

下薗昌記

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記者/通訳者/ブラジルサッカー専門家

報告

見解マラドーナさんの「神の手」ゴールなどを含めて誤審もサッカーの一部だと考えていた筆者は当初、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の導入には疑問を持っていましたが、やはりこれだけサッカーがスピーディーになった今、オフサイドの判定などを含めて人間の目だけで瞬時に適切な判断をするのは困難です。  各国のリーグでVARが定着し、サポーターも「VAR時代」に慣れてきている今、VARを廃止するのは現実的ではありませんが、ただサッカーの一番の醍醐味でもあるゴール直後の感情の爆発(選手、サポーター)がその後の判定で取り消されるなどデメリットがあるのも事実です。  一方で、筆者は30年近く、クラブチームが戦う南米最高峰のカップ戦、「コパ・リベルタドーレス」を見ていますがVARの導入後、悪質なプレーが減少し、警告数などが減ったのは明らかなVAR効果でしょう。

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  • 森田浩之

    ジャーナリスト

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    サッカーライター

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コメンテータープロフィール

下薗昌記

記者/通訳者/ブラジルサッカー専門家

1971年、大阪市生まれ。大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)でポルトガル語を学ぶ。朝日新聞記者を経て、2002年にブラジルに移住し、永住権を取得。南米各国でワールドカップやコパ・リベルタドーレスなど700試合以上を取材。2005年からはガンバ大阪を追いつつ、ブラジルにも足を運ぶ。著書に「ジャポネス・ガランチードー日系ブラジル人、王国での闘い」(サッカー小僧新書)などがあり、「ラストピース』(KADAKAWA)は2015年のサッカー本大賞で大賞と読者賞。近著は「反骨心――ガンバ大阪の育成哲学――」(三栄書房)。日本テレビではコパ・リベルタドーレスの解説やクラブW杯の取材コーディネートも担当。

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