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清水英斗

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サッカーライター

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見解今季の序盤は、ショルツ、ホイブラーテンに次ぐ3番手のCBでした。春にショルツが数週間の負傷離脱をしたとき、起用されたのは佐藤でしたし、夏前にショルツが移籍したときも、やはり最初の数試合は佐藤がスタメンでした。 ところが、流れが変わったのは7月中旬。第22節湘南戦で2-3の逆転負けを喫した後から、ホイブラーテンの相方は井上黎生人に変更され、そのまま終盤まで行きました。あの湘南戦の負けは、今季の浦和にとっても、佐藤にとってもターニングポイントだった気がします。 ビルドアップでボールを持ち運ぶプレーはうまく、アシストも記録していましたが、一方でゴール前の守備では、相手をフリーにしすぎて潰せなかったり、当たり負けしたり、カバーが利かなかったりと、最後の砦たる信頼感は今ひとつでした。その点は派手さがなくても、堅実な井上のほうがCBとしては評価されたように思います。

コメンテータープロフィール

1979年12月1日生まれ、岐阜県下呂市出身。プレーヤー目線で試合を切り取るサッカーライター。新著『サッカー観戦力 プロでも見落とすワンランク上の視点』『サッカーは監督で決まる リーダーたちの統率術』。既刊は「サッカーDF&GK練習メニュー100」「居酒屋サッカー論」など。現在も週に1回はボールを蹴っており、海外取材に出かけた際には現地の人たちとサッカーを通じて触れ合うのが最大の楽しみとなっている。

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