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島徹

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解説HAPSは地上約20kmを、翼と太陽電池の電力で動作するプロペラで長期間飛行する無人グライダー型の通信基地局です。一般的な航空機の地上10kmよりも高く、実際の離陸施設から安定飛行時の飛行制御や電力の確保(季節を含む太陽と地球の位置にも影響される)が必要なうえ、基地局(商用化当初は中継器)としての動作など衛星や航空機とも異なる運用技術が求められます。 スターリンクなどの衛星通信は地上300kmあたりから地上の圏外エリアの携帯電話との直接通信の実用化も視野に入れています。HAPSはより地上に近いことから、設備によってはより安定した多人数への通信の提供を期待できます。 携帯電話ネットワークは社会や生活に欠かせなくなり、高速通信の範囲も海や空、宇宙へ広がりました。そのぶん、災害対策など手厚い安全保障が求められています。HAPSや衛星通信もその一翼を担うことになります。

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  • 石井徹

    モバイル・ITライター

    見解HAPSは、空高く飛行する無人航空機を使った通信・観測システムです。HAPSの機体はいわばグライダー…続きを読む

コメンテータープロフィール

島徹

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スマートフォン・PCを中心に、最新のIT機器やサービスに関する記事を週刊アスキーやITmedia、日経BPなどで執筆。その他、書籍・ムック製作やメディア出演、SNS運用、ネットライブ配信など幅広く手がける。

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