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猿渡由紀

猿渡由紀

認証済み

L.A.在住映画ジャーナリスト

報告

補足イスラエルのネタニヤフ首相らへの逮捕状を請求するというICCの判断には、ジョージ・クルーニーの妻で人権弁護士のアマル・クルーニーも、大きく関与しました。彼女が夫と創設したThe Clooney Foundation for Justiceのウェブサイトで報告するところによると、ICCから、この件について話し合う法律の専門家のグループに入って欲しいと言われたのだということ。その結果、「捕虜、殺人、性暴力など、人権に反する戦争犯罪があったと、全員の意見が一致しました」と、アマルは述べています。夫ジョージは長年の民主党支持者で、政治的意見を積極的に述べてきた映画スター。来月もバイデン大統領の選挙資金集めイベントに出席する予定だとされています。そのバイデン大統領は、このICCの決断を批判。また、ユダヤ系の多いハリウッドで、ジョージの立ち位置がこのことに影響を受けるのかも注目されます。

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  • 三牧聖子

    同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科准教授

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  • 伊藤和子

    弁護士、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ副理事長

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コメンテータープロフィール

神戸市出身。上智大学文学部新聞学科卒。女性誌編集者(映画担当)を経て渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスター、映画監督のインタビュー記事や、撮影現場レポート記事、ハリウッド事情のコラムを、「シュプール」「ハーパース・バザー日本版」「週刊文春」「キネマ旬報」他の雑誌や新聞、Yahoo、東洋経済オンライン、文春オンライン、ぴあ、シネマトゥデイなどのウェブサイトに寄稿。米放送映画批評家協会(CCA)、米女性映画批評家サークル(WFCC)会員。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。著書に「ウディ・アレン 追放」(文藝春秋社)。

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