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今井佐緒里

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欧州/EU・国際関係の研究者、ジャーナリスト、編集者

報告

見解いっそEUに入ってしまえばいいのに、と私見だが思う。そうすれば立場は強くなると思う。EU27国が束になって、トランプ氏に抗議してくれる事だろう。 元々、EUの前身である欧州経済共同体(EEC)には入っていた。デンマークの自治領の地位を得た時、EECにそのまま残るか否か、住民の議論があった。結局、漁業の権益を守るため等で脱退を決めた。とはいえ「EUの海外領土(ただし不可欠な部分ではない)」という地位をもっている。 他にも、仏・西・ポルトガルが遠くに自治領(元植民地)をもっていて、この地位になっている。EUとの結びつき方は各自治領によって異なるが、すべての自治領がEU市民権の取得は選択している。 トランプ氏はグリーンランドを「買いたい」と言っているだけ、カナダやパナマのように米国領に、と言われるよりはマシのように思える。それも「EUの海外領土、EU市民」という地位のおかげ?と邪推したりもする。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 渡辺亮司

    米州住友商事ワシントン事務所 調査部長

    見解1期目にトランプ前大統領がグリーンランド購入に関心を示した際と今回で異なるのが、米国の購入理由。前回…続きを読む

  • 前嶋和弘

    上智大学総合グローバル学部教授

    補足一見、荒唐無稽。グリーンランドの自治政府もさっそく反発。その意味で実現性は現時点で高くないとみられる…続きを読む

コメンテータープロフィール

今井佐緒里

欧州/EU・国際関係の研究者、ジャーナリスト、編集者

フランス・パリ在住。追求するテーマは異文明の出会い、平等と自由。EU、国際社会や地政学、文化、各国社会等をテーマに執筆。ソルボンヌ(Paris 3)大学院国際関係・欧州研究学院修士号取得。駐日EU代表部公式ウェブマガジン「EU MAG」執筆。元大使のインタビュー記事も担当(〜18年)。編著「ニッポンの評判 世界17カ国レポート」新潮社、欧州の章編著「世界で広がる脱原発」宝島社、他。Association de Presse France-Japon会員。仏の某省機関の仕事を行う(2015年〜)。出版社の編集者出身。 早稲田大学卒。ご連絡 saorit2010あっとhotmail.fr

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