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酒井麻里子

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ITライター/株式会社ウレルブン代表

報告

見解インタビューにあるように、今後は創作を含めた広い分野で人間とAIの協業が当たり前になっていくと思われます。とはいえ、「大半をAIが書いた小説ばかりが世の中に流通して、人間の作品が読めなくなる」ことを心配する必要はあまりないでしょう。 実際に使ってみるとわかりますが、ChatGPTなどを活用してクオリティの高い文章を作るには、人間が細かく指示を出した上で、生成結果を手直しする必要があります。 一部の用途ではAIが生成したものをほぼそのまま使えるケースもありますが、「AIに丸投げできる文章」の多くは、そもそも「誰が書いてもあまり変わらない文章」です。創作をはじめとした書き手の感性や視点が重視される文章においては、「AIに丸投げ」で良いものを完成させるのは難しいと思われます。 生成AIは、その人ならではの発想や視点をブラッシュアップするためのツールという位置づけになっていくはずです。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 松原仁

    東京大学大学院情報理工学系研究科AIセンター教授

    解説一部で生成AIを使った小説が日本の文学で最高の賞とされる芥川賞を取ったことは象徴的なことで、さまざま…続きを読む

  • 福井健策

    弁護士/ニューヨーク州弁護士(骨董通り法律事務所 代表)

    見解私は不勉強でこの小説は読んでいません。ただ、他の報道では「AIとの対話シーンがある」との記述があり、…続きを読む

コメンテータープロフィール

酒井麻里子

ITライター/株式会社ウレルブン代表

IT分野を中心に、スマホ、PC、ガジェットなどのアイテムレビューや、企業のIT活用・DXの取材、技術解説などを手がける。テレワーク×VRの可能性を考えるWEBマガジン『Zat's VR』運営。

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