見解私は不勉強でこの小説は読んでいません。ただ、他の報道では「AIとの対話シーンがある」との記述があり、果たしてどの部分にどう生成AIを使ったのか、記事はやや掘り下げ不足かもしれませんね。 いずれにしても、多かれ少なかれこうした動きは増えて行くのでしょう。それに社会や文学賞が、どう反応するのか。 特に、世界的に議論が進む「made with AI」のクレジット表示が、法的又はAIガバナンス上、求められるべきか。ディープフェイクの場合に表示を求めることには異論は少ないでしょうが、創作の場合はどうか。 議論に加わる内閣府知財本部の検討会議では、そうしたことも議論されています。
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コメンテータープロフィール
弁護士(日本及びニューヨーク)。骨董通り法律事務所 for the Arts 代表。日大芸術学部・神戸大学大学院・iU・CATで客員教授。専門はエンタテインメント・メディアの法律と契約、著作権法、肖像権・メタバースなど情報法。 内閣府知財本部・文化庁ほか委員。デジタルアーカイブ学会法制度部会長、JPASN常任理事、エンタメロイヤーズネットワーク理事。近著『18歳の著作権入門』(ちくま新書)、『エンタテインメント法実務』(弘文堂・編著)、『ロボット・AIと法』(有斐閣・共著)ほか。
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