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補足防衛省は1月6日の昼に発射されたミサイルを「水平距離1100km・最大高度100km」としています。これは昨年2024年4月2日に発射された固体燃料式極超音速滑空ミサイル「火星16ナ」型の「水平距離1000km・最大高度100km」とほぼ同じです。おそらく同一機種のミサイルでしょう。 なお注意点としては「火星16ナ」は全力発射した場合は推定で4000km近く飛べるのではないかという点です。つまり1000kmしか飛んでいないのは日本列島を越えないように日本海の中で実験を完結する為にわざと性能を抑えているものと見られます。極超音速滑空ミサイルは弾道ミサイルと比べて低く飛んで滑空する特徴があるので、高く打ち上げるロフテッド軌道で射程を抑える発射試験が行えないのです。

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  • 高橋浩祐

    米外交・安全保障専門オンライン誌「ディプロマット」東京特派員

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  • 山口亮

    山口亮認証済み

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    東京国際大学国際戦略研究所准教授

    見解今回北朝鮮が発射したのは固体燃料式極超音速滑空とされているが、北朝鮮が明日以降も試験発射を行うのであ…続きを読む

コメンテータープロフィール

弾道ミサイル防衛、極超音速兵器、無人兵器(ドローン)、ロシア-ウクライナ戦争など、ニュースによく出る最新の軍事的なテーマに付いて兵器を中心に解説を行っています。

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