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解説シリアにおける現在のイスラム国(IS)の勢力は支配領域的にも戦力的にも弱体化が著しく、復活しそうな懸念があまりありません。本格的な掃討戦を実施していないから生き残っているだけなので、もしシリア新政府の元で統一された新しい国軍が誕生し、それに対しいづれかの国からの装備訓練などの支援が得られるなら、ごく小規模の武装勢力は早晩に命運は尽きるでしょう。逆に言えばシリア新政府が戦力を再建できなければ、イスラム国(IS)の抑制はアメリカ軍を中心とする「生来の決意作戦(Operation Inherent Resolve)」に依存することになります。しかしこれは空爆と特殊作戦が主体なので、根本的な解決策にはなりえないでしょう。

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  • 髙岡豊

    髙岡豊認証済み

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    中東の専門家(こぶた総合研究所代表)

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  • 川上泰徳

    中東ジャーナリスト

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コメンテータープロフィール

弾道ミサイル防衛、極超音速兵器、無人兵器(ドローン)、ロシア-ウクライナ戦争など、ニュースによく出る最新の軍事的なテーマに付いて兵器を中心に解説を行っています。

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