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報告

解説テルミット焼夷弾をドローンに括り付けて、投下せず装着したまま点火して火炎攻撃をしています。ウクライナの農地には境界線の区切りに木々が植えられており細い林となっています。これを火炎ドローンで焼こうというものです。木々を焼き尽くす目的ではなく、潜んでいる敵兵を燻り出す目的です。なお現在の国際法では市街地に焼夷弾を投下することは禁止されていますが、野外ならば使用制限は緩くなるので、この火炎ドローン戦法は合法の範囲内です。なおドローンに搭載しているテルミット焼夷弾の正体はソ連製120mm迫撃砲用の3VZ4 (3-Z-2) クラスター焼夷迫撃砲弾の子弾です。親弾を解体し内蔵6発の子弾を取り出して個別に搭載しています。

コメンテータープロフィール

弾道ミサイル防衛、極超音速兵器、無人兵器(ドローン)、ロシア-ウクライナ戦争など、ニュースによく出る最新の軍事的なテーマに付いて兵器を中心に解説を行っています。

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