解説イスラエル中部の大都市テルアビブを狙ったフーシ派の弾道ミサイルは声明ビデオによると「パレスチナ2」、形状はイラン製「ハイバルシェキャン」準中距離弾道ミサイルに酷似しています。固体燃料1段ロケット+機動弾頭の構成です。おそらく同じ物か派生型でしょう。 なおイスラエル軍は「予備調査によるとミサイルは明らかに空中で崩壊した」と発表しており、撃墜が成功したかどうかは調査中だとしています。目標が大気圏突入時に自壊した可能性もあります。迎撃には弾道ミサイル迎撃用のアロー(ヘッツ)防空システムおよびロケット弾迎撃用のアイアンドーム防空システムが作動しており、弾道ミサイル迎撃能力のないアイアンドームの方は空中で爆発した残骸の降ってきた破片に対応したものと見られます。 ※追記:フーシ派の発射したミサイル名を訂正。
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