補足秋台風は北上して東に向きを変えるものが多いのですが、台風13号の進路予報は、台風になる直前の熱帯低気圧のときから予報円が小さく、北西進を続けるという一貫した予報となっています。記録的な残暑をもたらしている高気圧に北上を阻まれているからです。沖縄・奄美地方は台風に厳重警戒が必要な三連休ですが、その他の地方でも、長引いている猛烈残暑に警戒が必要な三連休になりそうです。
同じ記事に対する他のコメンテーターコメント
コメンテータープロフィール
1951年新潟県生まれ。新潟大学理学部卒業後に気象庁に入り、予報官などを経て、1995年阪神大震災のときは神戸海洋気象台予報課長。その後、福井・和歌山・静岡・東京航空地方気象台長など、防災対策先進県で勤務しました。自然災害に対しては、ちょっとした知恵があれば軽減できるのではないかと感じ、台風進路予報の予報円表示など防災情報の発表やその改善のかたわら、わかりやすい著作などを積み重ねてきました。2024年9月新刊『防災気象情報等で使われる100の用語』(近代消防社)という本を出版しました。
関連リンク(外部サイト)